去年の11月頃、ひろゆきとジャーナリストの田原総一郎(87歳)が討論するというYouTubeの番組があったが、なかなか面白かった。
特に印象的だったのが、ひろゆきが「政治家は金持ちから献金をもらって政治活動をしている。自民党としては金持ちの税率を下げているじゃないですか」とを言って、対して田原総一郎は「そんなのは政治を知らない人間が言うことだ。フランスの消費税の方が遥かに高い」と激昂した。
ひろゆきは「フランスは食品の場合、消費税は5%ですけど、日本は8%ですよね? なので日本の方が高いですよ」とさらに反論。
田原総一郎は、ひろゆきの言うことに聞く耳を持たず「消費税20%の国に住んでるのに日本を批判する権利はない。パリから出てこい!」と怒りを剥き出しにした。
あと田原総一郎は87歳の高齢なので、仕方がないとは思うが、呂律が回っておらず、何を言ってるのか非常に聞き取りづらかった。
コメント欄は田原総一郎を非難する言葉であふれ「田原総一郎は老害」という感じになっていたのだが、その番組の2週間後、田原総一郎が「堂々と老いる」という本を出版したのには驚いた。
もしも、この本のフリとして、呂律が回らなかったり、人の言うことを聞かないということをやっていたのだとしたら、田原総一郎という男は相当な策士だと言わざるを得ない。