M-1グランプリ2021の決勝に出てから、テレビなどでブレイクしているランジャタイ。彼らの芸歴についての特集番組が放送されていたので紹介しようと思う。
彼らのブレイクについてM-1王者のマヂカルラブリー、野田クリスタルは「何やってるか分からない漫才が、つまらないから面白いに変わる瞬間があった」と言っていた。確かにランジャタイのネタは普通に観て面白いというよりは、観てる側が「何やってるんだ、この2人」と言う感じで観た方が面白い。おそらく、そのことを野田クリスタルは言っているのだと思われる。
さらに野田クリスタルは、ランジャタイのように「意味の分からない漫才」でM-1グランプリの決勝まで勝ち進んだのはランジャタイだけだとも言っていた。第1回から全てM-1グランプリを観た私もそれには完全に同意である。
そんなランジャタイは過去に、小学生姉妹コンビと漫才のタイマン対決ライブをして、18対2という体差で負けたことがある。当時のランジャタイはそれだけスベっていたということだ。
スベり続けたランジャタイは事務所を転々とし、フリー時代には「自作自演単独ライブ」という、お客さんも自分でやるという異常なことをしていた。
自分たちのネタをビデオに録画し、それを月に1回ふたりで観て、批評するのである。だが、周りの芸人から「それは単独ライブじゃないよ」と当たり前の指摘をされ、我に返ったらしい。
ランジャタイの国崎は当時のことを「今思うと、おかしかった」と振り返った。
そんなランジャタイは地下ライブで着実に漫才の腕を磨き、地下ライブ界で天才と評されるほど力をつけた。
そして、ランジャタイは2020年のM-1グランプリの敗者復活戦で頭角を表し、2021年には決勝に進出して、ブレイクしたのである。
ランジャタイのことを2017年から追っている私は、去年のM-1グランプリ決勝進出は小躍りしたくなるほど嬉しかった。私は彼らを応援するラップ曲を2曲作ったが、ついに3曲目まで作ってしまった。もし興味があれば、そちらも聴いていただけると大変嬉しい。
【ランジャタイ】M-1グランプリ2022【ラップ】